【序章】
12月1日の「第10回旧東海道夫婦二人旅」で由比宿~薩埵峠をYumiさんと歩いたのですが、
 ●由比宿=史跡を見落としたり、時間の関係で見学を割愛した
 ●薩埵峠=富士山が雲に隠れて眺められなかった
と、心残りの部分があったので、車ですが改めて行くことにしました。
朝起きて富士山を眺めると雲一つない状態です。
「これなら秀麗富士が眺められる」と直ぐに出掛けたかったのですが、それよりYumiさんの目の治療を優先する必要があり、眼医者の診察を受けようと連絡していると、正月休みで診察していないことが分かり、急遽支度して出掛けました。
眼医者の休みがもっと早く分かれば、6時30分頃には家を出発することが出来ていました。
07時50分、自宅を出発
【薩埵峠】
富士山を見るなら午前中と云われているので、少しでも早く到着したいと考え朝食を食べないで家を出発しました。
家を出て途中のコンビニでサンドイッチとジュースを購入し、車の中で食べながら車を走らせました。
今日から仕事始めの会社もありますが、交通量はさほど多くないので一般道を走り、東名高速厚木ICから高速道路に入り、清水ICに向かいました。
高速道路は御殿場ICを過ぎると走る車の量が減少し、100㎞/hくらいで走れることができました。
また、車窓から見える富士山は雲が多少出てきておりましたが、雲に隠れることなく綺麗に見えています。
時間とともに雲が出てきやすいので、御殿場から新東名を走る予定でいましたが、なるべく早く薩埵峠に着こうと従来の東名高速を走りました。
10時15分、東名高速清水IC着
1号線富士由比バイパスを興津方面に走り、興津川橋の先で左折し、薩埵峠手前の山之神遺跡のある駐車場に向かいました。
駐車場に向かう道は、交差が困難な場所が何か所もある狭い道なので、対向車がこないことを祈りながら走りました。
駐車場は、道路脇に車が停まるなど混んでいましたが、運良く奥に1台分の駐車スペースが空いていたので、停めることができました。
家を出てからほとんど休憩なしで走ってきたので、まずトイレに寄ってから富士山を眺めに行きました。
駐車場(山之神遺跡)から見る富士山は、はっきりと綺麗に見えました。
10時30分、山之神駐車場
001 山之神遺跡・駐車場
薩埵峠展望台は、歩いて数分のところにあるので、富士山を見るのを楽しみにしながら向かいました。
 ※展望台手前
003 展望台への道
展望台は数人の人が写真を撮っていましたが、順番に富士山をバックに写真を撮りました。
10時34分、薩埵峠展望台
004 展望台
ここからの眺めはまさに絶景です。
009 展望台デッキからの富士山
眼下に山裾に沿ってJR東海道線が走り、東名高速と国道1号線が交差し、駿河湾の先に富士山を眺める壮大な美しさに、Yumiさんと綺麗だね、来てよかったね、と喜び、場所を変えながら何枚も写真を撮りました。
富士山の眺望を堪能し、展望台を後にしました。
そして、展望台から戻ってくる途中で、みかん(1袋5個100円)を買い、駐車場に戻りました。
【くらさわ屋=桜えびのかき揚げ】
次に向かうのは前回、昼食を食べた「くらさわ屋」で名物の桜えびのかき揚げを食べることです。
由比宿に行く前に、この地方の名物の桜えびをまた食べたいと思い、昨年12月の旧東海道夫婦二人旅の時に食べた「くらさわ屋」に行きました。
駐車場からこの店に行くには、山之神遺跡の駐車場に行くために走った道よりさらに車の交差が難しい細い道を、長く走らなければなりません。
途中で対向車が来たら大変なことになるので、対向車が来なことを心に念じながら下り坂を走っていると、対向車が上ってきました。
「え!!、来たの」と思っていると、運良く対向車と交差することができる場所だったので、事なきを得て助かりました。
道路は、くらさわ屋に行く途中の望嶽亭・藤屋を過ぎると、少し幅が広くなり車の交差が可能となり、柏屋脇本陣、川島本陣を右に見てYumiさんと、ここ歩いたねと話しながらくらさわ屋に向かいました。
11時07分、昼食(くらさわ屋着)=左側
015 くらさわ屋
先客は1人だけでしたので、私とYumiさんは、先月の旅の時と同じ席に座り、その時と同じ「桜えびかき揚げ定食」を注文しました。
018 桜えび天ぷら
私は出された物は残さなかったのですが、Yumiさんは桜えびかき揚げ(2枚)を1/4残してしまいました。
また、前回の時はなかったのですが、お正月ということなのか”みかん”が1つ付いてきました。
急ぐことなくのんびりと食事をし、次の由比宿に向けて出発しました。
私たちが店を出る頃は、店内の席は一杯となり空き席待ちの人がおり、駐車場も満車でした。
11時45分、くらさわ屋発
【由比本陣公園】
由比本陣公園の付近は、先月(12月1日)の旅の時、先を急いでいたため見学を割愛したり、史跡を見落としたりしていたので、もう一度行ってみたいと考えていた場所で、今日は旅をした時に歩いた道を逆方向に車で走り、名主の館小池邸、街道時計台などを眺めながら由比宿に向けて走りました。
由比川の橋を渡った清水銀行の手前(右側)に無料駐車場があり、車を停め史跡見学に出掛けると、駐車場の隣に、登録有形文化財の指定を受けた清水銀行の建造物が建っていましたが、前回の旅では、完全に見落としていました。
11時58分、清水銀行の建物(左側)
020 清水銀行
そして、その少し先に明治の郵便局舎がありましたが、この建物も旅の時に見落としていました。
 ※明治の郵便局舎(現平野邸)=左側
028 明治の郵便局舎(平野邸)
局舎には当時、局長を勤めていた平野氏が代々住んでいるそうで、中に入って写真を撮りたかったのですが、入るのを止め塀の外から写真を撮りました。
その隣りの「おもしろ宿場館」は、旅の時にYumiさんに写真撮影を拒否された「やじさん、きたさん」の像が入口にあり、Yumiさんに脇に立ってと云うと、旅の時に拒否したことは忘れて素直に立ってくれました(認知症のYumiさんは1ケ月前のことは覚えていません)。
 ※おもしろ宿場館
022 おもしろ宿場館
おもしろ交流館の数軒先に、由比正雪の生家と云われている「正雪紺屋」があり、旅の時は外から写真を撮っただけだったので、今日は店の中に入ってみました。
藍染めに使用するカメと藍染め商品が陳列されていましたが、ピンとくるものがなかったので、何も買わないで店を出ました。
次に、道の反対側の東海道由比交流館に行きました。
交流館は、先月の旅の時に外から見ただけで素通りしたため、今日は館内に入って見学しました。
館内には五重塔の模型が飾ってあり、奥に由比宿の街並み模型が展示されていました。
 ※東海道由比交流館(右側)・五重塔
032 東海道由比交流館・五重塔
 ※由比宿街並み模型
034 由比宿街並み模型
ひと通り館内を見た後、公園に出ると広重美術館の脇に顔を出し写真を撮るパネルがあり、セルフタイマーで撮ろうとしましたが、上手くできませんでした。
近くで見ていた方が「撮りましょうか」と声を掛けて下さいましたので、撮影をお願いしました。
 ※由比宿パネル
037
 ※広重美術館
038 広重美術館
その後、由比本陣公園の山門を出て右隣に、馬の水呑み場跡がありましたが、ここは素通りしたので写真におさめました。
 ※馬の水呑み場跡(右側)
031 馬の水呑み場
Yumiさんは、水の中の亀形の石を見て、
 Y=これ亀?
 E=亀だけど石だよ(大笑い
 Y=本物かと思った
亀の形をした石は、本物かと間違えるほどの色合いをしていました。
由比本陣公園の周りの史跡で、旅の時に見落としていたり、素通りしたところをひと通り見て歩きました。
12時50分、駐車場発
【新東名高速を初走行】
時間が早いので、遠回りになりますが、来る時に走れなかった新東名高速を走って帰ることにしました。
ナビをセットすると富士ICから高速に乗る案内でしたが、逆の清水方面に向けて走り、寺尾交差点で1号線富士由比バイパスに入り清水ICに向かいました。
清水ICを入ると約1㎞で清水JCTとなり、ここから新東名高速となり、新清水JCTを東京方面に向けて走りました。
新東名高速は、開通してから日が浅いので、トンネルはまだ排気ガスで黒く汚れておらず、気持ち良く走ることができました。
私の車のナビには、新東名高速の道路地図が入っていないので、道路のないナビ画面の中を進んでいました。
新東名は、御殿場で東名高速と合流し、交通量が増えてきました。
事故の発生で、横浜IC~中井ICで9㎞渋滞の情報があり、途中のSAでの休憩を割愛し、厚木ICに急ぎました。
厚木ICの1㎞手前から渋滞が発生していましたが、停まることがなかったので、比較的スムーズに一般道に出ることができました。
厚木市内では、部分的に渋滞していましたが、私が知っている厚木市内の渋滞よりかなりスムーズに走ることができたと思いました。
相模原から八王子バイパスを走り、北野を経て、我が家に帰ってきました。
帰りも長いドライブになりましたが、壮大な富士山を眺めることができた満足感で、疲れはそれ程感じませんでした。
【感想】
綺麗な富士山が見れて良かった。
家を出る時間は計画していた時間より遅くなりましたが、いろいろな場面で運に恵まれて往復することが出来、楽しい一日を過ごすことができました。


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※《街道旅-2》 旧甲州道中夫婦二人旅
旧東海道に続き、H26.09.15にYumiさんと二人でYumiさんの母親の故郷である下諏訪を目指してお江戸日本橋を出発し、H28.05.30に下諏訪・中山道合流点に到着するまでの15回の旧甲州道中の旅ブログです。
Yumiさんと一緒に出発したのですが、第2回旅の後、Yumiさんが山行途中で転倒し足首を骨折して一緒に歩けなくなり、第3回旅からEiさん一人で歩くことになりました。
ところが縁があって第8回旅からMさんと二人で旅することになり、踏破しました。
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旧東海道、旧甲州道中を完歩し3つ目の街道旅としてH28.09.17にお江戸日本橋を出発し、H30.11.07に大阪・高麗橋に到着するまで39回のEiさんとMさんの旧中山道の旅ブログです。
旅は滋賀・草津で東海道に合流してから京都・山科追分まで東海道と同じ道を歩き、山科追分から京街道(大坂街道)に入り、伏見宿、淀宿、枚方宿、守口宿の69宿+4宿の旅です。
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江戸幕府の街道奉行が管轄していた五街道の最後の街道としてR02.03.21に宇都宮・日光道中追分を出発し、R02.10.03に福島県白河市女石追分に到着するまでの5回の旅ブログです。
温かくなってから出発しようと計画していたら新型コロナウイルスの感染防止が叫ばれるようになり、3回歩いたところで緊急事態宣言が発出され、街道旅を休止せざるを得ない状況となりました。
※3回までは街中を歩くことなく郊外の街道を歩くため、電車の移動だけ気を付けて実施しました。
なかなか感染者数が減少しない状況でしたが、インフルなどが流行する前に歩こうと相方のMさんと話合い、半年後の10月の天気の良い日を狙って五街道を制覇しました。
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【みちのく潮風トレイル】
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